河内蓮根(かわちれんこん)

モチモチ感たっぷりで旨煮向き――大阪府門真かどま市・守山市

調査地:大阪府門真市北島地区
産地:大阪府門真市北島地区
生産量:45ha
生産者:およそ10数軒
流通・購入ガイド
  • 正月時期に農家から特定の飲食店などに届けられている。
  • 近年は浪速魚菜の会を通じて公設市場や各飲食店への販売を行っている。
    入手先に関するお問い合わせ
    NPO法人浪速魚菜の会 TEL 06-6534-5773
    中西正憲 TEL 072-881-7085
    調査内容のお問い合わせ
    スローフード 関西
    〒541-0057 大阪府大阪市中央区北久宝寺町3−5−9 中船場ビル2F
    TEL 06-6241-5251 FAX 06-6241-5251

  • 魅力、利用、継承

    塩焼きとジャコみそ焼き。味噌を酒でのばし、鍋に脂をひき、ジャコを炒めます。味噌とジャコをあわせてタレの完成。油をぬった蓮根を焼いた上にのせます。

     石川の加賀蓮根と岡山の備中蓮根という二つのルーツを持ち、これらのよさを活かして改良されたと考えられる。
    その特質は、繊維質がきわめて少なく、モチモチとしていること。だから、ふつうの蓮根のような炒め物のキンピラには不向きで、焚き物の旨煮などで真価を発揮する。美味しい精進焼きや蓮根饅頭ができるのも、この品種だ。

     また、河内蓮根は、切ったとき「乳」と呼ばれる液体がほとばしり出る新鮮さが身上である。それは、店でよく見る白く漂白された蓮根でなく、掘りたての赤黒い色をした蓮根で、良さを理解する人びとが購入してくれる。

     代々、すぐれた蓮根から出た芽を苗として3月に植えなおすことが繰り返されてきた。収穫は11月から3月で、旬は1月。厳寒期の掘り取りは、大変な労働だ。正月時期に農家が飲食店に届けてきたが、近年、NPO法人浪速魚菜の会が仲介している。