三田うど(さんだうど)

わらの温もりで芽を伸ばす早春の味――兵庫県三田市

うど商品

調査地:兵庫県三田市
産地:兵庫県三田市
生産量:約250a
生産者:18名
流通・購入ガイド
  • JA兵庫六甲の直売施設「パスカルさんだ」などで直売されている。
  • JAにより贈答品として宅配されている。
  • JAを通して神戸を中心とした市場に出荷され、量販店や百貨店で販売されている。
    入手先に関するお問い合わせ
    パスカルさんだ 兵庫県三田市川徐677-1
    TEL 079-563-7744
    調査内容のお問い合わせ
    〒670-0901 兵庫県姫路市西二階町113 ひょうごの在来種保存会
    TEL 0792-24-4700 FAX 0792-24-4700

  • 魅力、利用、継承

    うど料理セット

     2、3月に収穫され、色はピンクで、風味豊か、繊維が少なくやわらかく、早春の訪れを告げる野菜である。三田のうどは、大正時代に大阪から学校での試験用に持ち込まれ、研究会や生産組合がつくられて、栽培がさかんになった。

     伝統的な栽培法は、霜にあって枯れたうどの根株をていねいに掘り出し、わらでつくった「うど小屋」に伏せ込んで、堆肥・わらの発酵熱であたためて、芽出し・軟化をおこなうというもの。うど小屋は長いあいだ三田の冬の風物詩だったが、現在は一部残って贈答品などに喜ばれるうどを産している。多くは、わら不足のためパイプハウスで電熱温床で保温して育てる方法に変わってきている。

     品種の「有馬3号」は三田で育成された、病害虫に強く株の発育のよい品種で、市内の生産者だけが、自家で繁殖して根株を採っている。