むこだまし

米の餅とまちがえるほど白い粟――奈良市高樋町

調査地:奈良県奈良市高樋町
産地:奈良県奈良市高樋町
生産量:約3反
生産者:約7名
流通・購入ガイド
  • 市場流通は行われていない。
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    三浦雅之
    奈良県奈良市高樋町843 NPO団体清澄の里
    TEL 0742-50-1055
    調査内容のお問い合わせ
    清澄の村
    〒630-8411 奈良県奈良市高樋町843
    TEL 0742-50-1055 FAX 0742-50-1055

  • 魅力、利用、継承

     十津川村でつくり続けられてきた餅用の粟の一種で、ふつうの粟の粒は黄色なのに対して、こちらは珍しい白色で、白い餅ができる。そのため、昔、婿さまが米の餅とまちがえるほどだったことから、「むこだまし」の名がついたといわれる。白いのに加えて、炊くと粘りが強いので、和菓子の生地としての利用もできる。

     晩生の品種で、穂の大きさがふつうの粟の2倍にもなる大型である。タネ播きは、山間地では4月中旬、大和盆地では4月中旬から6月上旬で、収穫は10月中旬ころとなる。収穫は、穂だけ切り取り、乾燥・調製する。

     NPO団体「清澄の村」が、奈良市高樋町の生産農家とネットワークを組んで、タネの保存活動、および地域特産化を進めている。

     むこだましの和菓子。粟には珍しく、穀物の色が白色で、また炊くと粘りが強いため、和菓子の生地として利用される。