十六島のり(うっぷるいのり)

風土記時代から最高級品――島根県出雲いずも十六島うっぷるい地区

調査地:島根県出雲市 十六島地区
産地:島根県出雲市 十六島地区
生産量:1t 未満
生産者:19軒
流通・購入ガイド
  • 平田市漁協から仲買を通して9割が県内へ供給、1割が県外へ供給される。
    入手先に関するお問い合わせ
    十六島のり生産組合
    平田市漁業協同組合 TEL 0853-66-1106
    調査内容のお問い合わせ
    島根県しまねブランド推進課
    〒690-8501島根県松江市殿町1島根県庁内
    TEL 0852-22-5284 FAX 0852-22-6859

  • 魅力、利用、継承

    十六島のりとシラウオとモロゲエビの茶碗蒸し:地元料理店で提供される十六島のりを使った逸品。日本海と穴道湖の食材が融合した島根ならではの特上の冬限定メニュー。

     「出雲国風土記」に記載されたほど、その歴史は古く、奈良・平安時代には貢納品として朝廷へ納められていた。きめが細かく、香りが上品、紫色がかった黒につやがあり、最高級の岩海苔といわれる。正月の雑煮が代表的な料理だが、和・洋・中華に生かせる食材として期待されている。

     冬、日本海の高波とのりのぬめりですべりやすい岩場で、スパイク付きの地下たびをはいた女性たち(シマゴと呼ばれる)が、じゅうたんのように貼り付いているのりを、指先で巻き付けるようにして採っていく。

     旬は12月から2月。季節と生産地、生産者が限定される希少品だ。県では広く認知されることや、食べ味わってもらう場の拡大充実などの支援をしている。