笹川錦帯白菜(ささがわきんたいはくさい)

やわらかくジューシー甘い――山口県岩国市

調査地:山口県岩国市錦見地区
産地:山口県岩国市錦見地区
生産量:5t(平成16年)
生産者:20戸
流通・購入ガイド
  • 平成16年から錦見農業生産協同組合の共同出荷となっている。
  • 平成14年から「地域伝統食材」として市内小中8校の学校給食へ300kgを出荷。
  • 平成14年から3店舗の量販店で1,000kg販売
  • 西岩国駅交流広場の朝市で11月上旬〜1月上旬まで1t販売
    入手先に関するお問い合わせ
    錦見農業生産協同組合 組合長 江本透
    TEL 0827-43-2019
    調査内容のお問い合わせ
    山口県食文化研究会
    〒742-0413 山口県玖珂郡周東町久田2183
    TEL 0827-84-1402 FAX 0827-83-1671

  • 魅力、利用、継承

    白和え:このような加工品は、錦見農業生産協同組合女性部によって地場直販されている。

     昭和25年から錦見農業生産協同組合の役員らが「野崎2号、3号」から交配選抜を繰り返し、画期的なウイルス病抵抗性があり、純白で美味の品種として育成した。その名は、育成の中心者、笹川氏と名勝錦帯橋にちなむもの。

     葉の色は外葉が淡緑で、中はしだいに白色、中心部に向けて黄白色、芯部はクリーム色。非常にやわらかく、多汁で繊維が少なく、甘味が強いのが特徴で、煮物・漬物においしく、サッと湯を通して半生でのサラダ風にも向いている。

     昭和30年代中ごろまで、地元岩国市場と周辺市場で価格を左右するほどの好評を得たが、その後、新品種への更新、産地の都市化などで大幅に減少している。

     9月前半にタネ播き、10月下旬〜1月上旬収穫の秋冬採り作型。タネは生産組合で採種と販売を続けているが、平成11年「県伝統野菜掘り起し事業」で取り上げられ、13年から本格的な「原種」育成に取り組み、優良種子の育成が進んでいる。

     平成14年から「地域伝統食材」として市内小中8校の学校給食へ出荷が始まった。また生産組合女性部による加工品(白和え、漬物類)の地場直販もある。