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とうがらし「香川本鷹」(かがわほんたか)段々畑を真っ赤に染めて――香川県庄内半島
魅力、利用、継承
香川本鷹は、讃岐の塩飽水軍が朝鮮出兵のときに豊臣秀吉から拝領したものと伝えられる。アメリカ原産のトウガラシがヨーロッパに伝わり、やがてわが国に来たのは16世紀とされているので、日本伝来の最初は香川県と考えてもよい。庄内半島一円の段々畑は昭和の中頃まで、秋には一面赤いトウガラシで色づいていた。 香川本鷹は辛味が強く、讃岐の味三傑といわれる「うどん」「醤油豆」「てっぱい」には欠かせない香辛料である。また、地元では、青莢や葉を佃煮にして常備食にもしている。かつては韓国へキムチ用に栽培するためのタネを輸出し、ヨーロッパへピクルス用にも送り出したほどであったが、近年は安価な輸入トウガラシに押され、わずかな人数の高齢者の手で栽培されている。 3月下旬に苗床に播き、5月連休明けに植え付けし、8月末から10月下旬にかけて色づいたものから順次収穫していく。10月中頃から青莢も収穫する。タネは、代々自家採種が行なわれてきたが、平成16年度から県農業試験場で種苗保存に入った。また、もっと付加価値をつけるための活用の研究・開発への動きも出ている。 |
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