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とうがらし「香川本鷹」(かがわほんたか)段々畑を真っ赤に染めて――香川県荘内半島
魅力、利用、継承
香川本鷹は香りが高く辛味が強く、讃岐の味三傑といわれる「うどん」「醤油豆」「てっぱい」には欠かせない香辛料である。また、地元では、青莢や葉を佃煮にして常備食にもしている。 明治の中頃から収入が期待できる経済作物として、かなりの生産高をあげていた。高松市で開催された昭和天皇御即位記念の産業大博覧会(1928年)には、香川県の特産品のひとつとして、このトウガラシを玉藻公園(高松城趾)に借りた3坪の土地に植えて出品したという。 かつては韓国へキムチ用に栽培するためのタネを輸出し、ヨーロッパへピクルス用にも送り出したほどであったが、近年は安価な輸入トウガラシに押され、わずかな人数の高齢者の手で栽培されている。 3月下旬に苗床に播き、5月連休明けに植え付けし、8月末から10月下旬にかけて色づいたものから順次収穫していく。10月中頃から青莢も収穫する。タネは、代々自家採種が行なわれてきたが、平成16年度から県農業試験場で種苗保存に入った。また、もっと付加価値をつけるための活用の研究・開発への動きも出ている。 |
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