耶蘇芹(やそぜり)

清流に育って風味よし――大分県湯布院・九重・久住・直入各町

調査地:大分県湯布院・九重・久住地域
産地:大分県湯布院・久住・直入地域
生産量:不明 自生
生産者:不明 自生
流通・購入ガイド
  • 湧き水の沢か清流に自生しているので、ことさら栽培はされていない。
  • 水耕栽培も試みられたが、市場出荷にまでは至っていない。
    入手先に関するお問い合わせ
    高倉志能
    TEL 097-544-1455
    調査内容のお問い合わせ
    大分県庁農林水産部安全流通室
    〒870-8501 大分県大分市大手町3丁目1-1
    TEL 097-536-1111(内3657) FAX 097-538-5727

  • 魅力、利用、継承

     ここ大分県の山間地は、大友宗麟いらいキリシタン文化のゆかり深いところである。この山深い渓流に、西洋ぜり、クレソンが自生している。江戸時代にオランダ人がもたらしたとも言われ、冬から早春へと新鮮な緑色をましてくる貴重な野草を人びとは、「やそぜり」と呼び親しんできた。白和え、ごま和え、漬物などにする。

     標高の低い平坦地のクレソンとちがい、高冷地の湧き水の沢に育つものは、やわらかくて、独特の風味が強い。

     清流とともに守っていきたい地域の食材・食文化である。県では地域固有食材発掘事業で、調査、加工特性の研究などの支援をしている。