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桜島大根(さくらじまだいこん)巨大にして美味は島の風土のたまもの――鹿児島市桜島
魅力、利用、継承
世界一大きな大根としてギネスブックに認定されているものは胴回り1.09m、重さ21.2kgだが、過去には45kgというものもあった。これほど巨大でありながら、肉質はち密で、繊維が少なくやわらかく、甘味に富んでいる。漬物にも生食にも向くほか、煮崩れしにくいので煮物にもよい。干しても真っ白のままで甘さ・やわらかさが変わらないため、切り干しにもよい。 巨大で、なおかつ美味な大根ができる理由は、葉が120枚と多く、緑色が濃く葉緑素が多いこと、そして生育期間が5〜6ヶ月とひじょうに長いからである。8月下旬から9月始めにタネ播きし、12月中下旬から3月にかけて間引きをかねた収穫をしていく。ふつうの大根が収穫される12月から肥大が始まり、1、2月に急激に肥大する。 海に囲まれて冬あたたかく、噴火の産物である「ボラ」土壌がやわらかく空気・水をよく含むという島の条件が、大根の根を深く張らせこのような長期の生長を支えている。 タネは自家採種と種苗会社による販売があるが、桜島の風土と人が育んだ優れた品種特性の保存が今後必要になろう。 |
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