桜島小みかん(さくらじまこみかん)

世界一実が成り、かわいく甘い――鹿児島市桜島

収穫祭

調査地:鹿児島県鹿児島市桜島
産地:鹿児島県鹿児島市桜島
生産量:42ha
生産者:JAグリーン鹿児島 桜島小みかん部会
流通・購入ガイド
JAグリーン鹿児島
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JAグリーン鹿児島 TEL 099-239-9300
調査内容のお問い合わせ
かごしまの食を語る会
〒890-0064 鹿児島県鹿児島市鴨池新町15番地 JA県中央会 内
TEL 099-258-5111

魅力、利用、継承

桜島小みかんハウス

 世界一大きい桜島大根と並び、世界一実のなるみかんが「桜島小みかん」である。樹齢100年、200年という大木もあり、1本の広がりは1aにも達する。これまでの最高記録は、1本から24,649個、1,066kgの収穫。

 実は直径5cm足らずで30〜50gとかわいいみかんだが、甘さは糖度13度以上と抜群である。くだものとして食べて美味しいのはもちろん、フルーツゼリーなどの菓子材料にもなる。また、皮の香りがよいので、乾燥させて小さくきざんで、うどんやそば、漬物の薬味に喜ばれる。風呂に入れて楽しむ人も多い。

 分類上は「紀州みかん」にあたり、「温州みかん」が出まわる明治中期以前は、みかんといえば、これのことだった。江戸時代に、紀州有田産とともに、桜島小みかんは第一級とされたほどで、今日でも他の地域でつくると、ここほど品質のよいものはとれない。

 安永の大噴火以降、何回かの噴火・降灰や台風にあいながら、いまなお桜島の生産者たちは42haの小みかんをつくり続け、品質向上に努力している。