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桜島小みかん(さくらじまこみかん)世界一実が成り、かわいく甘い――鹿児島市桜島
魅力、利用、継承
世界一大きい桜島大根と並び、世界一実のなるみかんが「桜島小みかん」である。樹齢100年、200年という大木もあり、1本の広がりは1aにも達する。これまでの最高記録は、1本から24,649個、1,066kgの収穫。 実は直径5cm足らずで30〜50gとかわいいみかんだが、甘さは糖度13度以上と抜群である。くだものとして食べて美味しいのはもちろん、フルーツゼリーなどの菓子材料にもなる。また、皮の香りがよいので、乾燥させて小さくきざんで、うどんやそば、漬物の薬味に喜ばれる。風呂に入れて楽しむ人も多い。 分類上は「紀州みかん」にあたり、「温州みかん」が出まわる明治中期以前は、みかんといえば、これのことだった。江戸時代に、紀州有田産とともに、桜島小みかんは第一級とされたほどで、今日でも他の地域でつくると、ここほど品質のよいものはとれない。 安永の大噴火以降、何回かの噴火・降灰や台風にあいながら、いまなお桜島の生産者たちは42haの小みかんをつくり続け、品質向上に努力している。 |
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