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ハンダマいつでも体を癒してくれる薬用野菜――沖縄県
魅力、利用、継承
ハンダマ(和名は水前寺菜)は、昔から薬草として常用されてきた。「水のあるところを好む草のため、昔は必ず井戸のそばに植えてあり、体調の悪いときに食べた」という。できものができたときには、火であぶってもんで傷口につけたともいわれ、また食べると血がさらさらときれいになるともいわれてきた。 昔から炒め物、雑炊、和え物などに料理されることが多い。シークワーサー(沖縄でつくれれている柑橘)とも相性がいい。加熱すると、少しぬめりが出てきて、時間がたつと紫色がとけだしてくる。 挿し木で簡単にふやせて、難しい栽培法はない。農薬もいらず、一年を通じてとれる。 ヤンバル地方のレストランでは、沖縄の地場野菜のよさに早くから注目し、ハンダマ入りの味噌汁などをメニューに取り入れ、県外からの観光客に喜ばれている。また、那覇市のホテルでも、朝食にハンダマの味噌あえを提供しているところもあり、高齢者にとっては馴染み深い島野菜が、沖縄らしい健康によい食材として新たな注目を集めている。 風土に合った野菜だけに、栽培は難しくないが、下ごしらえや料理の仕方などの情報をもっと提供していくことがたいせつである。その前にまずは味わってみることであり、レストランやホテルなどの取組みはそのチャンス拡大につながっている。 |
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