2004年度「故郷に残したい食材」調査報告概要

  1. 事業実施主体:
    (社)農山漁村文化協会(農林水産省補助事業)

  2. 事業名:
    地域食文化発掘・普及事業

  3. 事業概要:
    各地域で伝統的に栽培・飼育・採集され、地域の個性的な食生活を支えてきた食材のなかで、地域における食の多様性や食文化を守るために生産と消費を支援すべきものを発掘・調査する。調査の過程で、生産者・消費者の連携を図る「地域の貴重な食材と食文化を見直すワークショップ」を開催し、この結果も踏まえ全国に調査結果を情報発信する。

  4. 食材等発掘・選考規程:
    (1)その地域の風土・暮らし(生産・生活)に根ざした歴史を持つ食材であり、美味しく食べる伝統的食文化があるもの。
    (2)地域の食の多様性や食文化維持等の観点から、守るべき食材であること。
    (3)地域にその食材を継承する生産者(または支援する消費者グループ)が存在し、継承への努力がなされていること。
    (4)食材の範囲は栽培・養殖・飼育生産物だけでなく、林産・水産の自然採集物も含む。
     注1:「食材」は、食素材を対象とし、加工品(加工法)のみを対象とはしない。
     注2:当事業は「残すべき地域の宝(食材)を再発見し、みんなで守ろう、支えよう」と呼びかける食育事業(地域の特色ある食文化継承活動)であり、食材のブランド化(全国展開の商品化)や販売促進を目的とするものではない。

  5. 実施体制:
    1)事務局:(社)農山漁村文化協会
    2)基礎調査、詳細調査協力:スローフードジャパン、食文化研究会・その他
    3)検討委員会:委員10名(座長:中村靖彦(東京農業大学客員教授))

  6. 調査結果
    (1)食文化継承活動の対象として秋冬編として115食材を決定
    1)穀物・豆類:たかきび、てんこ小豆等18食材
    2)野菜
     ア根菜:亀戸大根、板井原大根等30食材
     イ葉茎菜類:のらぼう菜、阿蘇高菜等28食材
    3)いも類:川越いも等9食材
    4)果物・木の実:桜島小みかん等6食材
    5)家畜・動物 :日本みつばちの蜂蜜等5食材
    6)魚介・海藻 :にごろぶな、あかはた等13食材
    7)加工用食材・香辛料:在来こんにゃく、阿波和三盆等6食材

  7. 食育ワークショップの開催
    26食材 22箇所

  8. 問合せ先:
    社団法人農山漁村文化協会 「故郷に残したい食材」事務局
    〒107-8668 東京都港区赤坂-7-6-1
    電話:03-3585-1144 FAX:03-3585-6466