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私の食育ボランティア〜活動を見守り続けて〜

橋本穰(農業者)/石川県

ビデオが語る、畑の交流

 石川県からは、農業者の立場から食育活動をおこなう橋本穰さんが発表されました。橋本さんは、羽咋市立粟ノ保保育所の活動をビデオに記録することで、食育を推進する活動にかかわっておられます。

橋本穰さん

子どもたちの活動をビデオに記録。その成果は当日の会場でも発表された

 今年度は保育所の子どもたちを自分のジャガイモ畑に招き、堀りたての芋を粉ふき芋にして味わう様子や、その活動にかかわった大人たちを保育所に招いて感謝する様子などを、ビデオカメラにおさめました。
  その成果を橋本さん自身の手で編集した作品は(音楽付!)、保護者に観覧してもらうなどして、食育活動のPRに役立ててきました。
  当日の会場でも、その成果の一部が披露されました。

 まず、子どもたちが夢中になって畑を掘り起こす姿が紹介されます。葉の生い茂ったうねをかき分け根元の土を掘り、勢いよく引っぱると、丸々太ったジャガイモがたくさん収穫できました。みんな両手いっぱいにジャガイモをもち、満面の笑顔です。

 それをさらに袋に入れて橋本さんのお家まで持ち帰り、みんなで丸洗いしました。大きな洗面器に水を張り、手でごしごし土をぬぐいます。きれいにしたところで皮をむき、市の栄養士さんたちの協力で、粉ふきいもをつくりました。最後は庭に大きなござをしき、円陣になって試食。うれしそうな顔で頬ばる子どもたち。次々とおかわりの手がのびたそうです。最後はナイロン袋にジャガイモを入れお家の人へのおみやげを持ち帰ってもらうという、充実した一日になりました。

 ほかにも粟ノ保保育所では、枝豆をすり鉢ですって呉汁をつくったり、青のりなどを入れたかきもちをつくるといった、様々な活動をおこなっています。
 一年の終わりに、この活動にかかわってくださった方々を園に招きひらいた感謝の会も、ビデオに映し出されました。「穫る→つくる→食べる」という一連の行動を体験するうち、いきいきとした顔を見せ始める子どもたちの姿や、それを手助けをする食育推進ボランティアのみなさんのやさしい表情が、印象的な作品に仕上がっていました。

 このように石川県では、地域の保健福祉センターが中心となり、食生活改善推進員や地域の生産者といった食育推進ボランティアが協力しながら、このような体験型の食育をおこなっているそうです。

こふきいも すっごく おいしかったです

 最後は、保育所の子どもたちが描いた「ジャガイモ収穫」の絵が紹介されました。

子どもたちが描いた「ジャガイモ収穫」の絵(当日のスライドより)

  絵には説明があり、

  • ながぐつはいて じゃがいもほりに しゅっぱーつ すいとうかついで えんそくみたい こふきいも すっごく おいしかったです
  • よーいしょって ひっぱったら いっーぱい じゃがいもがでてきて うれしかったよ おうちでポテトサラダにしたよ たまごとハムときゅうりとマヨネーズを いれたよ!! みんなでおいしいなって いったよ
  • マイ包丁とまな板 買ってもらったんだ!! おとうさんが おやすみのとき こふきいもに したんだよ みんなでたべたよ ミッキーマウスの形のじゃがいもが つちのなかから でてきたときは びっくりしたよ
  • おおきいじゃがいもをほって うれしかった はたけに むしも おったよ またいきたいなあ

など、たくさんの感想が書かれていました。
  またある園児の絵には橋本さんの姿もしっかり描き込まれ、子どもたちのよろこびが素直に伝わってくるものでした。

 橋本さんは
 「自分の子が大きくなってから久しいもので、はじめは保育所の子どもたちがキャーキャーいう声にびっくりしました(笑)。でもジャガイモを掘る姿など、表情がいきいきとしていて、撮っていて飽きないんですね。粉ふき芋も一緒に食べたのですが、やっぱり(みんなで食べると)おいしかったですね」
と、ご自分でも楽しみながら活動をされていた様子がよく伝わる報告となりました。