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開会あいさつ

(2007年1月26日 さいたま新都心合同庁舎2号館5階501会議室 にて)

 去る1月26日、埼玉県のさいたま新都心合同庁舎2号館において、「関東地域食育推進ボランティア活動発表会」が行われました。関東圏で食育推進ボランティア活動をすすめる8団体を招き、その活動概要を報告してもらいました。当日は、食育関係者や今回のテーマに関心のある一般市民など、各地から多くの聴衆が集まり、会場となった共同大会議室も満員という状況でした。
 開会にあたり、関東農政局の伊藤関東農政局長から、局長自身がこれまでに歩んできた食育活動への取り組みと挨拶がありました。

伊藤 健一 関東農政局長

会場の様子


 食育とは、ここ数年急速に注目を集めるようになったテーマです。食育基本法という、かつては考えられもしなかった法律が成立したことからも、近年の関心の高さがうかがえます。
 伊藤局長が食育というテーマに関わるようになったきっかけは、平成6年、農林水産省の食育を担当する部署の室長になったときからでした。この時、食育が大変に奥の深い意義のあるテーマであると感じ、それ以来、仕事を越えて食育に取り組んでいるそうです。
 伊藤局長がより広い意味での食育と関わったのはさらに前のことで、20年ほど前に国土庁に出向していた時のこと。農業体験学習など農業農村がもつ教育力を見直し、提言にをまとめる仕事に携わっています。そこで、東大の総長であった加藤一郎先生を座長として、有識者に集まってもらい教育と農村というテーマで提言がまとめられました。
 このような経緯があり、農水省に戻ってからは当時の文部省や厚生省との連携の必要性を感じていました。そこで、小学校のカリキュラムの中に農業体験学習を入れるべきとの提案を文部省に申し入れたこともありました。
 伊藤局長は現在のように、食育が大きな国民運動となったのは、国内でのBSE問題、偽装表示問題で食の安全安心に対する国民の関心が高まったことがきっかけではないかと考えています。
 BSE対策が進められる一方で、食への関心が一時的なものでなく、今後も持ち続けてもらうことが重要であると、当時の武部大臣が小泉首相に提言したことから、食育基本法制定という流れにつながっていきました。
 ただ、食育基本法が制定されたことは喜ばしいが、食育の範囲対象が広いため、何でもかんでも食育だという傾向がみられることが気にかかるとのこと。食育の一番の基本は、子供の心に関わること。食べ物の大切さと感謝の気持ちを、子供のうちに体験する機会を与えることが重要ではないかと考えています。
 いずれは、すべての小学校に農業体験の授業をしていければとのことですが、現状ではボランティアとして活動している方々に負うところが大きくなっています。これらのボランティアに十分な支援をすることが今後の国の課題です。
 最後に「食育推進活動の輪が今日の発表会をきっかけに広がっていくことを期待しています」との言葉で挨拶が締めくくられ、食育ボランティアの発表が始まりました。