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子どもたちと楽しく学ぶ食育公開授業白濱美保子、丸山奈摘/オリザジャポニカクラブ日本版スローフード協会をめざして
「こんにちは。がばいばあちゃんでおなじみの佐賀県からまいりました」とユーモアたっぷりの挨拶で口火を切ったのは、白濱美保子さん。 日本版のスローフード協会を目指した「オリザジャポニカクラブ」は、代表で唐津市出身の金丸弘美氏(食環境ジャーナリスト)、第1号会員の古川康氏(佐賀県知事)を初め、農民作家の山下惣一氏、県や学校関係、栄養士や農林水産業者、主婦など多彩なメンバーが参加し、現在約70名で活動しています。 次の世代に伝えたい本物の佐賀の味、一番おいしい本物の味を知り、それを楽しく食べる幸せをみんなで共有したいと始まりました。 今回は、有田中部小学校の4年生を対象に、「朝ご飯の大切さ」をテーマにした活動の発表がありました。4年生が対象となった理由は、メンバーでもある山下惣一氏の「子どもが『つ』のつく年頃、つまり、七つ・八つ・九つまでに本物の味覚を伝えておきたい」という言葉があったからだそう。白濱さんのお子さんがちょうど九歳だったこともあり、担任の先生に相談して「年間を通した授業を行なったらいかがですか」と言ってもらい、実現叶ったといいます。 身近な食べ物から学ぶ 第1回目は、日頃、何気なく食べている「お米、お塩」をテーマに味くらべ。 お塩は九州や外国から5種類の塩を集め、これまた味くらべ。代表の金丸弘美氏から、海水からつくった塩は季節の潮の流れや水温によって味が違うことなどを学び、違いを表にまとめて発表したそうです。子どもたちは、塩を舐めては「からい」と顔をゆがめたり、「これ、粒が大きい」と目を丸くしたり。有田は山間にあるせいか潮の香りを知らない子も多いようで、中には「生臭い」と言う子もいたそうです。 最後に、自分が好みだったお塩とご飯を使ったおにぎりづくり。上手に握れない子や、初めに手に水をつけることを知らない子もいたものの「こうやって朝ご飯を自分でもつくれるね」と言う子どもたちの声に、何よりの成果だと感じたといいます。
「先生、天ぷらがいっぱい!」第2回目は、メンバーの貞松光男氏(農学博士)による、野草の会。学校近くの田んぼに出かけ、イヌビユ、スベリヒユ、ヨモギなどを摘んだあと、食改善グループの方々や父兄たちと一緒に、おひたしや天ぷらにして食べました。試食会の帰り、子どもの一人がイチョウの木を指差して「先生、天ぷらがいっぱい!」と言ったのには一同大笑い。「でも本当だね」と話したそうです。 3回目は、メンバーの澤野香代子教授(西九州大学)と学生たちが講師となり、「食事バランスガイド」を使って「食べること」を学びました。まず主菜、主食、副菜とは何か、ちゃんと食べているかを知ったあと、「SATシステム」を使った実習。これは、本物そっくりのフードモデルをお盆に載せ機械ではかると、栄養バランスの評価が星の数で表示されるというもの。
最後の4回目は、2007年2月6日にホテルグランヴィア大阪より、シェフを招いて食育講座を。「簡単にできる洋食の朝ご飯」をテーマに親子でクッキングを行ないます。 |